こんにちは、あるいはこんばんは!
いつも当ブログを読んでくださってありがとうございます。リクです😊
今回は、ボルドーワインの象徴ともいえる存在、**「5大シャトー」**についてお話ししていきます。
ワインに少しでも興味がある方なら、一度は耳にしたことがある名前ではないでしょうか?
🍇 5大シャトーとは?
5大シャトーは、1855年パリ万博の際に制定された「メドック格付け」において、第1級(Premier Cru)に選ばれた5つのワイナリーのことです。
そのラインナップがこちら👇
- シャトー・ラフィット・ロートシルト(Château Lafite Rothschild)
- シャトー・ラトゥール(Château Latour)
- シャトー・マルゴー(Château Margaux)
- シャトー・オー・ブリオン(Château Haut-Brion)
- シャトー・ムートン・ロートシルト(Château Mouton Rothschild)
※ムートンは1973年に第2級から唯一昇格した特別な存在。
これらのシャトーは、世界的にトップクラスの品質と名声を誇り、オークションでも高額で取引されるまさに“憧れのワイン”です。
🏷 メドック格付けとは?
メドック格付け(1855年格付け)は、ナポレオン3世の命令により、当時のワイン取引価格と評判をもとに決定された品質ランク制度です。
対象は主にボルドー左岸(メドック地区)の赤ワインで、例外としてグラーヴ地区のシャトー・オー・ブリオンも含まれています。
「高く売れている=高品質」というシンプルな基準で決められたため、当時の人気と評価がそのまま反映された格付けです。
🏰 各シャトーの特徴
1. シャトー・ラフィット・ロートシルト
- 所在地:ポイヤック(左岸)
- 品種:カベルネ・ソーヴィニヨン主体
- 特徴:エレガントで気品あふれる味わい。熟成によって花の香りと複雑な風味が開花。
- 印象:数十年熟成しても美しさを保つ“王者”の風格。

2. シャトー・ラトゥール
- 所在地:ポイヤック(左岸)
- 品種:カベルネ・ソーヴィニヨン主体
- 特徴:力強く骨格のあるワイン。タンニンが豊富で熟成によって滑らかさが増す。
- 印象:常に安定した品質を誇る、筋肉質で堂々とした“戦士”のような存在。

3. シャトー・マルゴー
- 所在地:マルゴー村(左岸)
- 品種:カベルネ・ソーヴィニヨン主体
- 特徴:繊細で華やか、香水のような芳香。優美さでは群を抜く。
- 印象:ロマンチックで女性的、飲む人を虜にする“香りの女王”。

4. シャトー・オー・ブリオン
- 所在地:グラーヴ地区(左岸)
- 品種:カベルネ・ソーヴィニヨン、メルロー
- 特徴:スモーキーで複雑、しっかりとした骨格と上品なバランス感。
- 印象:古典的な重厚感と洗練された気品を併せ持つ。

5. シャトー・ムートン・ロートシルト
- 所在地:ポイヤック(左岸)
- 品種:カベルネ・ソーヴィニヨン主体
- 特徴:華やかで官能的。果実味とスパイス感のバランスが魅力。
- 印象:アートラベルで有名。革新性と伝統を両立する個性派。

💡 なぜ5大シャトーは特別なのか?
- 歴史と伝統:数百年にわたり受け継がれる技術。
- テロワールの質:最高の土壌と気候条件が揃った土地。
- 徹底した品質管理:厳しい選果と低収量で常に最高品質を維持。
- ブランド力と希少性:世界中の愛好家が憧れる存在であり、投資対象にもなる。
🥩 ペアリングのヒント
熟成型の5大シャトーは、若いうちはタンニンが豊富で力強いため、しっかりした肉料理がよく合います。
- シャトー・ラトゥール → 熟成肉のステーキ
- シャトー・マルゴー → ローストラム
- シャトー・オー・ブリオン → ビーフシチューやジビエ料理
- シャトー・ラフィット → 鴨のロースト
- シャトー・ムートン → 香ばしいグリルやスパイス料理
✨ まとめ
5大シャトーは、ボルドーの象徴であり、フランスワイン文化の頂点です。
その味わいは一言では語り尽くせず、飲むたびに新しい表情を見せてくれます。
いつか手に取る機会があれば、特別な料理とともにゆっくりと楽しみたい一本です。
次回は、格付けシャトー以外にもある魅力的なボルドーワインについてご紹介していきます🍷
最後まで読んでくださって、ありがとうございました!
このブログが、あなたの“ちょっと幸せな明日”につながりますように。
では、また!Cheers‼️🥂