料理の「さしすせそ」ってなんなの?

ワインの基礎知識

目次

  1. さしすせそってなに?
  2. 各調味料の役割
  3. その他の調味料

さしすせそってなに?

この「さしすせそ」、聞いたことはあるけど意味は曖昧…という方も多いのでは?

実はこれ、和食の基本調味料を入れる順番を表しています。

  • さ → 砂糖
  • し → 塩
  • す → 酢
  • せ → 醤油(昔は「せうゆ」と呼ばれていたため)
  • そ → 味噌

この順番で調味料を加えることで、
素材にしっかり味が染みて、風味豊かな料理に仕上がるんです。

ここからは、その理由や調味料ごとの特徴について詳しく見ていきましょう。


各調味料の役割

🍬 砂糖

役割:

  • 甘み
  • うまみやコクを出す
  • 香りを引き立てる
  • 臭み消し

なぜ最初?
砂糖は分子構造が大きく、素材に染み込むのに時間がかかるため、
最初に入れてじっくり味を浸透させるのがポイントです。

また、甜菜糖・黒砂糖・三温糖など、
種類によって風味が異なるので、料理によって使い分けてみてください。


🧂 塩

役割:

  • 味の引き締め
  • 酸味を和らげる
  • 臭み消し
  • ぬめりや水分の除去

なぜ2番目?
砂糖が先に素材へ染み込んでからでないと、
塩が水分を引き出してしまい、砂糖が入りにくくなるからです。

塩は料理全体の味の方向性を決める大切な調味料。
少しの違いで味が大きく変わるので、適量を意識しましょう。


🍋 酢

役割:

  • 酸味や風味づけ
  • 塩味を和らげる
  • 食材の変色防止

なぜ3番目?
酢には他の調味料の浸透を妨げる性質があるため、
ある程度味が決まった後で加えるのがベストです。

また、食欲をそそる効果もあるので、夏場の料理などにぴったり!


🍶 醤油

役割:

  • 塩味・旨み・甘みを加える
  • 香りづけ

なぜ4番目?
風味を生かすため、醤油は料理の後半に加えるのが基本です。

ちなみに、醤油は大豆や小麦に麹菌を加え、発酵・熟成させて作られます。
奥深い味と香りは、まさに日本の味ですね。


🥄 味噌

役割:

  • 塩味・旨み・香りをつける
  • 味にコクを出す

なぜ最後?
味噌も香りが飛びやすいため、
仕上げに入れて火を止めるのが鉄則です。

味噌は発酵期間や原料によって味も色も異なります。
例えば、大豆を蒸して長期熟成させれば赤味噌に。
茹でて短期熟成すれば白味噌になります。


その他の基本調味料

🍶 酒

役割:

  • 香りづけ
  • 旨み・コクを出す
  • 臭み消し
  • 味を染み込みやすくする

和食では煮物や蒸し料理など、あらゆる場面で活躍します。
下処理でも使われる、万能調味料のひとつです。


🍶 味醂(みりん)

役割:

  • 甘みづけ
  • 旨み・コクをプラス
  • 照りを出す
  • 臭み消し

味醂は砂糖の代わりとしても使えるほか、
仕上がりに照りとツヤを出すのが特徴です。


最後に…

料理の味を決める調味料たち。
その「順番」ひとつで仕上がりに大きな差が出ます。

「さしすせそ」を意識して、
一歩上の家庭料理を目指してみてくださいね!

最後まで読んでくださって、ありがとうございました!

このブログが、あなたの“ちょっと幸せな明日”につながりますように。

では、また!Cheers‼️🥂

コメント

タイトルとURLをコピーしました