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さしすせそってなに?
この「さしすせそ」、聞いたことはあるけど意味は曖昧…という方も多いのでは?
実はこれ、和食の基本調味料を入れる順番を表しています。
- さ → 砂糖
- し → 塩
- す → 酢
- せ → 醤油(昔は「せうゆ」と呼ばれていたため)
- そ → 味噌
この順番で調味料を加えることで、
素材にしっかり味が染みて、風味豊かな料理に仕上がるんです。
ここからは、その理由や調味料ごとの特徴について詳しく見ていきましょう。
各調味料の役割
🍬 砂糖

役割:
- 甘み
- うまみやコクを出す
- 香りを引き立てる
- 臭み消し
なぜ最初?
砂糖は分子構造が大きく、素材に染み込むのに時間がかかるため、
最初に入れてじっくり味を浸透させるのがポイントです。
また、甜菜糖・黒砂糖・三温糖など、
種類によって風味が異なるので、料理によって使い分けてみてください。
🧂 塩

役割:
- 味の引き締め
- 酸味を和らげる
- 臭み消し
- ぬめりや水分の除去
なぜ2番目?
砂糖が先に素材へ染み込んでからでないと、
塩が水分を引き出してしまい、砂糖が入りにくくなるからです。
塩は料理全体の味の方向性を決める大切な調味料。
少しの違いで味が大きく変わるので、適量を意識しましょう。
🍋 酢
役割:
- 酸味や風味づけ
- 塩味を和らげる
- 食材の変色防止
なぜ3番目?
酢には他の調味料の浸透を妨げる性質があるため、
ある程度味が決まった後で加えるのがベストです。
また、食欲をそそる効果もあるので、夏場の料理などにぴったり!
🍶 醤油
役割:
- 塩味・旨み・甘みを加える
- 香りづけ
なぜ4番目?
風味を生かすため、醤油は料理の後半に加えるのが基本です。
ちなみに、醤油は大豆や小麦に麹菌を加え、発酵・熟成させて作られます。
奥深い味と香りは、まさに日本の味ですね。
🥄 味噌

役割:
- 塩味・旨み・香りをつける
- 味にコクを出す
なぜ最後?
味噌も香りが飛びやすいため、
仕上げに入れて火を止めるのが鉄則です。
味噌は発酵期間や原料によって味も色も異なります。
例えば、大豆を蒸して長期熟成させれば赤味噌に。
茹でて短期熟成すれば白味噌になります。
その他の基本調味料
🍶 酒
役割:
- 香りづけ
- 旨み・コクを出す
- 臭み消し
- 味を染み込みやすくする
和食では煮物や蒸し料理など、あらゆる場面で活躍します。
下処理でも使われる、万能調味料のひとつです。
🍶 味醂(みりん)
役割:
- 甘みづけ
- 旨み・コクをプラス
- 照りを出す
- 臭み消し
味醂は砂糖の代わりとしても使えるほか、
仕上がりに照りとツヤを出すのが特徴です。
最後に…
料理の味を決める調味料たち。
その「順番」ひとつで仕上がりに大きな差が出ます。
「さしすせそ」を意識して、
一歩上の家庭料理を目指してみてくださいね!
最後まで読んでくださって、ありがとうございました!
このブログが、あなたの“ちょっと幸せな明日”につながりますように。
では、また!Cheers‼️🥂
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